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雫、実継に教授を請う
就業間際、牟呂は廊下を歩いていた祖父江を呼び止めた。
「あの…実継さんちょっと相談、いいですか?」
「どうした?牟呂」
「いや、えとその…祖父江先生じゃなく、実継さんに聞いてもらいたいんです」
「?。名前で呼んでくるってことは…プライベートか。廊下じゃなんだから、処置1行くか?」
「あ、はい。お願いします」
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「で、どうした?」
「雅宗がかなり今回のことでかなり凹んでて…どうしたもんかな、、って。先輩として彼氏として何とかしてやりたくて」
「なるほどな」
「もし、これが宵さんなら、実継さんはどうします?」
「んー…実際、宵がやらかしたことがあるが、その時はきつめにお仕置きしたな」
「は?お仕置き…ですか」
「宵はどMだからな。ちょっといつもより強めに責めて泣かせて、終わった後によく頑張ったって褒めればそれで大概気持ちの整理がつく」
「なんとなく想像つきます」
「雅宗もアレ、タチだのなんだの言ってるけどMだろ?いつもよりちょっと痛いことを頑張らせてみるのはどうだ?」
「うまくいきますかね?」
「やってみなければ分からない」
「ありがとうございます。やってみます」
牟呂は祖父江にお辞儀をし、残りの仕事をやりにステーションへと戻った。
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