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甘々治療からなんで…導尿っ
「大丈夫だ」
「やだやだぁ…漏る…漏っちゃう」
「実際のとこどうなんだい?祖父江」
祖父江は由宇の腹を触り
「尿意を感じるほど溜まっているとは思えないな…違和感が尿意に感じているだけだろう。問題ない」
「違うっ…違う!本人が言ってんのになんで信じてくんないのっ」
「尿が溜まってる時のお腹じゃないから」
「我慢したら病気なる!」
「やれやれ…」
祖父江は由宇から指を抜き、由宇の肩を掴み自分の方へと引き寄せて由宇を膝に座らせ
「っ!わ…な、何?」
「瀬谷、納得できないみたいだから導尿してやって」
「なんで導尿!?やだっ」
「おっと暴れるな」
「まあ、実際…されてちょっとしか出なかったら納得できるね。スムーズに通るようになったかもついでに確認しようか。そのまま押さえてて」
「了解」
「やだやだやだやだやだ。トイレ行けばいい話じゃん!百歩譲って尿瓶っ」
「はいはい。怖くない怖くない、よしよし」
祖父江は由宇を後ろから抱きしめ、優しく囁いた
「お子さま扱いすんなぁっ」
「えらく興奮してるね?また血圧上がると大変だから落ち着きなさい、由宇」
「興奮させてんのはあんたらじゃんか!」
「由宇、甘いよ。あーん」
つられて口を開けると、瀬谷に溶ける薬を放りこまれ、祖父江に手で口を塞がれ由宇はもがいた
「んー!んーーっ」
「由宇、ごっくん。溶けたのを飲み込め」
「んく…ごく……うっ…飲んじゃった」
「よく頑張りました。いい子だ」
「しばらくしたら気分が落ち着くよ」
「これ…ボーとするやつじゃん…」
「俺に体重預けていいから」
「…先生……うん。あのさ、先生…やっぱりさっきのもっかいやって」
「お子さま扱いだけどいいのか?」
「…いい。恥ずかしいけど落ち着く」
由宇は祖父江に甘えることに決め、祖父江に体重を預けた
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