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宵さん トラウマ
あれは…何年前だったろう?
付き合って1年かそこらのまだ付き合いの浅かったころだ。
ただ単純に新しい快感を教えたくて、いやがられたけど本気と思わなくて悪戯心であんなプレイをしたから、宵にトラウマを植え付けてしまった。
謝っても謝りきれない…
嫌われてもおかしくなかったのにそれでも宵は慕ってくれた。
真尾の寝顔を見ながら祖父江は思い浮かべた。
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「宵、今日はちょっと趣向を変えてみようか?」
「え…?」
「手を貸して?」
「や…縛るの?」
「きつくはやらない。暴れると危ないから念の為な?」
「ぅー…縛るのキライです……」
「縛られてる宵も綺麗で可愛いよ」
「そういう問題じゃないです」
縛られていく手を見て、真尾は不快な表情を浮かべてむくれた
「むくれてるのも可愛いな、宵。ほら、そのまま腕を上に上げて」
「えー…縛るだけじゃなくて固定までするの?実継さん…いじわる」
「万が一宵がケガしたら悲しいからな」
ベッドに真尾をくくり、祖父江は次に足に麻縄を巻きつけていき
「足もこっちだけ結わえるぞ」
「いや…」
「イヤイヤが好きだな?宵。ちょっと怖くて痛いかもしれないが、きっと気持ちいいから」
「…っ」
真尾は祖父江が手にするブジーを見て顔を引きつらせ顔を左右に振り
「…ゃ……そんなの無理……」
「大丈夫だから。導尿と変わらない。初心者用の細いモノだし、医療器具だ」
「実継さんは泌尿器科医じゃないです…導尿なんてしたことないからしたくない」
「やってみたら新しい扉が開けるかもしれない。前立腺を直接刺激するんだから慣れたら快感になる」
「ぃ…ぃゃ…」
「はいはい。イヤイヤ宵さん。頑張ろう」
祖父江は本気で嫌がる真尾にまだ気づけれずブジー挿入の用意を進め、多めのゼリーを付けて真尾のナカへと挿入をはじめた
「っひぃあ!やっやめてーーっ」
「大丈夫。慣れない刺激にびっくりしているだろうけど気持ちいいの大好きな宵だからすぐ慣れる」
「これやだーっ抜いて…っ!痛いぃーっ」
「大丈夫だから落ち着いて。すぐ痛くなくなる」
「っぁ……ぁ………ぅ…」
「宵?」
顔面真っ青だ…冷や汗出てるし…朦朧としてる
「まずい……宵!宵っ」
ベッド下の引き出しから緊急離脱用のハサミを取り出し麻縄を切り、祖父江は真尾を抱き上げ、真尾の名を呼び続けた
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