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宵さん、号泣の治療 3

「ここ。足台の裏にベルトが付いているから圧迫しすぎないように注意して止める。かと言って緩すぎるとベルトが外れて大変なことになるから注意で」 「分かった…注意します」 「そっち側やって」 「っな?俺がやるの?」 「ちゃんとやれてるからチェックするから。何事も経験だ」 「なんか…やだな…」 「その感覚が普通だ。拘束することに慣れるな」 「う…うん」 由宇は複雑な気持ちになりながら、祖父江が拘束している方とは反対の真尾の足をベルトに通し 「真尾師長さんごめんね」 謝りながら固定し止めた。 「足首痛くない?」 「うん」 真尾は静かに返事をし由宇を見、祖父江に心配そうに視線を移すと祖父江は真尾の視線に気づき真尾の手を握り 「大丈夫だ、宵。瀬谷、待たせた。ベルトのチェックがまだできていないが頼む」 「分かったよ」 瀬谷はベルトをチェックすると頷き 「よし、じゃあ前処置からスタートしよう。佐久間先生、麻酔ゼリーを挿れるから挿入終わったらペニスクレンメをすぐ付けて」 「分かりました」 「宵くん、椅子が動くよ」 瀬谷は足元のスイッチを足で操作し、可動椅子を可動させ 「座面が無くなって不安定になるが大丈夫だからリラックスしていてくれるかい?」 「う、うん…っこ、こわい…椅子が」 後ろに倒れ上昇し、座面が無くなる椅子に真尾は怯えた声をあげ、両足の台が開いていくと祖父江の手を強く握り 「ひ…っや…これ、こんなに開くの!恥ずかしい…」 「宵、大丈夫。恥ずかしがらなくていい」 「恥ずかしいです。全部見えちゃう」 「処置がしやすいようにできているそういう椅子なんだから大丈夫だ」 「そうだよ、宵くん。さぁゼリーを挿れるからゆっくり息を吐いて。楽に」 瀬谷は真尾の陰茎を支え、亀頭先端の孔に針の無い注射器を差し込み注入を始めた 「ひぁ…っ…やぁんーぅ」 不快な感触に真尾は表情を歪めた

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