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佐久間 みぃを甘やかす

「みぃ?」 部屋に入ると瀬谷の言う通りに未羽が寝息を立てていた。 「まぶた…腫れてんな、、めっちゃ泣かされてんじゃん」 佐久間は未羽の目元を触り頭に手を置くとくしゃっと未羽の髪を撫で、撫でられた未羽はむにゃむにゃとむずがゆった 「嫌そうな顔してやんの。かーわいい」 寝ている未羽を佐久間が愛でていると未羽の目がぱちっと開き、体を起こしてあたりをキョロキョロと見回し佐久間を見つけると両手を広げ 「…あーっ佐久間先生ぇだぁーぼく頑張ったんだよ。ぎゅってしてー」 「んん?寝ぼけてんの?」 佐久間は未羽を抱きしめ 「まあいいや。ほら。ぎゅ」 「あったかぁい…ん?」 あれ? 夢…じゃない? 「えと…先生…」 「お?目ぇ覚めた?」 「ごめんなさいっ。ぼくつい昔の夢見てて!」 「いいじゃん。夢ん中でも頑張ってきたんだな?偉い偉い」 「…っ」 褒められて未羽は嬉しさに佐久間にしなだれかかるようにして甘え 「嬉しい…」 「ふにゃんふにゃんじゃん。瀬谷先生の治療、厳しかったろ?」 「う…うん。怖かった…なんで知ってるの?」 「本人に聞いたから。よく分かんないけどしばらく少年棟にいるらしいな?」 「うん、らしいね」 未羽は理由を知っていたがあえて言わなかった その方が紫藤先生も戻ってきやすいよね? 必要があれば佐渡先生なり瀬谷先生が言うだろうし ごめんね、佐久間先生 ぐーーっ 未羽がひとりしんみりしていると未羽のお腹から音が鳴った 「今のみぃ?お腹減ったよな?たくさん泣いたみたいだし。でも…その目…今の時間は持ってきてやるよ」 「え?低血糖症状出てないし食堂に行けるよ?」 「だめ。おとあたりが心配して、かおるが怒り散らす。目は赤いし、まぶた腫れてるから何かされて泣きましたってのがもろバレする」 「わ、分かった」 「よし、じゃ、持ってくるから待ってな?」 「ありがとう」 佐久間は未羽を体から話し小走りで厨房へと向かった

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