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千歌 佐渡に泣かされる
「う〜…ちんちん痛かったぁっ。なんでー」
器用な紫藤にしてもらったのに痛くて千歌は足置き台に八つ当たりしてゲシゲシと踏んだ
「こらこら。壊すなよ?あんまり暴れるなら動けないように拘束ベルト付けなきゃいけなくなる。やだろ?」
「やだ」
ご機嫌ナナメの千歌の足を佐渡は撫で
「じゃあこの足、いい子に動かさないでいられるな?」
「動かさないで…って?」
「膝外側にもうちょい離して、おしりは下の方に。背中は背もたれに付けてキープ。そう、そのまま」
「こ…こう?」
「そう、上手。検査するから痛いだろうけどそのままで我慢な?」
佐渡は椅子を引っ張りだしてきて千歌の股の間に座りテレビ画面のついた機械の位置調整をはじめ、機械から出ているコードを手に取った。
心配そうに佐渡の手元を見ている千歌に佐渡は診察椅子に横付けされた小さな液晶画面を指差し
「千歌?千歌はこっちのサブ画面見てな?それかデッキ持ってきてアニメでも付けるか?」
「アニメ…見ない。なんでアニメ?」
「気が紛れるかなぁ…って思って。じゃあそのまま検査するな?」
「え…?何するのさ」
「経直腸エコー」
「へ?」
「直腸診はこの後に治療と合わせてやるからまずはエコーを頑張れ。エコーの先端につけてるカバーに潤滑剤は付いてるが、それだけだとさすがに可哀想だからこっちにも潤滑剤を塗っておこうな?ちょっと気持ち悪いぞ」
佐渡は潤滑剤を千歌の股間に垂らし、そのまま指をナカに挿れ
「ゃあぁっ。何?また指?」
「怖がるな。潤滑剤を塗ってるだけだから」
「ん…っんぅー」
「よーし…検査器具が入るからゆーっくり息を吐く」
「けん…さ…きぐ?え…まさかその手に持ってるマイクみたいのじゃないよね?」
「マイクって…直径2cmだからそんなデカくないだろ?まあ、しかし形は似ているもしれないな。指2本入ったから大丈夫」
「…っ!!挿れないでー挿れちゃやぁ」
千歌ははじめての検査に怯えて左足を足置き台から降ろした
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