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みぃ スヤスヤ

「…っん…ふあ…そこ、気持ち…いい…」 未羽は自分から出てくる声が恥ずかしくて口を覆い、ナカにいる真尾の指を締めた 「イきそう?声は我慢しなくていいんですよ?」 「…い?分かんない…っけど…ぞくぞくするの…じわじわって」 「もう少しですね。少し、強めにしますよ?」 「え…やぁんっだめ…だめぇっ。おしっこ出る!おしっこでちゃうー」 余裕の無くなった未羽を温かく真尾は見守り 「上手ですよ未羽くん。そのまま、そのまま」 ウィーン…ー 「へ?…や…先生っ、見ないでーっ。んぁぁ」 未羽は突然戻ってきた佐久間に混乱してビクビクと体を揺らし、ぐったりとした。 「…あ…由宇くん、おかえりなさい。未羽くん、たった今空イキですかね?ドライな感じではないのでそうだと思いますがイきましたよ」 真尾は未羽のナカの痙攣を指に感じとり、冷静に未羽がオーガズムに達したことを佐久間に報告し、未羽のナカから指を抜きさっとティッシュで拭いとった 佐久間はそのティッシュを取り、ゴミ箱に放ると未羽の前にアグラをかいて座り未羽の頭に手を乗せ 「みぃ、気持ちよかった?」 「…すー」 「あー…寝てんね?」 「寝ちゃいました?」 「うん、寝てる」 「えーと…どうします?」 「起こすのも可哀想だし部屋に送る。師長さん、未羽の相手あんがとね」 「千歌くんは大丈夫でしたか?」 「大丈夫くなさそうだったから延期。また佐渡先生が申し送るだろうけどプラグ装填したから観察密にしてあげて?あれ、入ってる時って痛いし、苦しいしすげぇやな気持ちなんだよね」 「そっか。経験者でしたね」 「そ。思い出したくない過去だよ」 「そんなにやな気持ち?慣れればそうでもないと思いますけど?」 「え?」 「さて…と、僕はお役御免になりましたので業務に戻りますね」 「あ、じゃあみぃ受け取る」 佐久間は未羽を横に抱き、未羽が離れると真尾は立ち上がり 「扉、開けますね」 「さすが師長さん、気がきく」 「いえいえ。それよりすっかり先生が板につきましたね?由宇くん」 「んー…どうだろ。くじけることだらけだよ」 「さすがにもう泣かないでしょ?」 「なーいしょ」 2人は連れだって処置4から退室した。

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