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みぃ 治療プラン
「あ、みぃっ」
処置1から出たところで、ちょうど佐久間らに遭遇し千歌は声を出した。
「おっと千歌、あんま動かないでくれ。落としそうだ」
「ごめんなさい〜先生」
「いや、大丈夫だ。佐久間、そっちも終わりか?」
「うん。寝てる」
「ふふ。2人とも愛らしいですね?」
真尾は2人の顔をのぞきこみ、笑みを浮かべ
「部屋までついていきますね?扉開けます」
・
・
「はい、到着」
佐渡が千歌をベッドに寝かせると千歌は顔を歪めた
「…っぅ」
「痛い?」
「やな感じ…すごい異物感。みぃに知られたら恥ずかしいよ」
「検査して治療するためだから我慢」
「うん、分かってる。それよりみぃ起きないね?」
まだ寝ている未羽を佐久間は優しくベッドに置いて寝かせ布団をかけると真尾に視線を移し
「少ししたら起こしてあげてくれる?師長さん」
「はい、分かりました。おつかれさまです」
「じゃ、佐久間。医局行くか」
「うん」
道中、佐久間は佐渡に相談を持ちかけた
「みぃの治療さ、ちょっとつまずいてて」
「ん?そんな風には見えなかったが…」
「指1本がやっとなんだよね。勃起自体させんのも大変だからもっとガッツリ刺激して射精に持っていきたいんだけど痛がるのなんのって」
「おまえもそうだったろ?泣いてた記憶しかない」
「う…でもさ俺の場合、仕方なくね?前立腺肥大に炎症だったんだし」
「もうそれはいいのか?」
「え…ど、どうかな?一応通院は続けてるけど…ここ1年?いや2年かサボってるからなんとも…」
「診るか?」
佐渡が指を2本だし、診察する真似をしながら尋ね
「え…やだよ?普通にお断り。それより、みぃの話に戻すと、直腸からは厳しいぽいから尿道からアプローチしようかと思って」
「ブジー?」
「そう、それ。でも、俺専門外だから手技自信無いの。手伝って?」
「分かった。協力する」
話し終わったと同時、医局に着き2人はそれぞれ記録をした
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