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プラグ 抜ける
未羽は自分の目に映る光景に驚愕した。
千歌のおしりから黒い何かが生えている…
「な…なにこれ…ちか、痛くないの?」
「あんまり見ちゃいや。恥ずかしい…。あのねめちゃくちゃじゃないけど、痛い…よ。苦しいし…やな感じ」
「どうなってるの?」
「どうって…孔のナカに挿れられてる…」
「こ…怖い…ぼく、そんなの無理だ」
未羽は想像して震えた
「みぃがそんなに怯えなくても…」
「だって…ぼく、指1本がやっとなんだもん」
「やるって決まってるわけじゃないんだから、怖がらなくて大丈夫。決まってから怖がりなよ、みぃ。…よっと…いてて…っあ…ゃ、だめ…」
コロン…ー
千歌のナカから黒い物体が抜け落ちた
「あーぁ…抜けちゃった…」
「うわ…」
先が尖ってて…なんていうんだろう
アレだ。トランプのスペード…
想像してたのよりデカイ…5、6?それくらい長さがありそう
怖いよ…
「ち…ちかぁ…どうするの?これ」
「看護師さん…呼ばなきゃ…」
千歌はナースコールに手を伸ばしたが、手を震わせ押すのをためらった。
「う…」
やだな…入ってくる時のあの感触、、
すっごい痛いわけじゃないけど、痛くて苦しくて…うっあってなる
抜けたら言うって約束したけど、いざ呼ぶとなると…悩んじゃう
「ちか?」
「呼ばなきゃ…だよね。なんだけど…どうしよう…」
コンコンー
千歌が悩んでいると扉がノックされ、千歌はビクッと体を揺らし慌てて布団を被った
心臓バクバクだよー
「千歌ー?そろそろ、プラグのローション付け直す時間なー?」
「は、はい…っ」
「あ、涼木さん」
未羽が話しかけると、涼木は未羽の頭に手を置きワシャっと撫で
「ん?あー未羽起きてた?よかった起きてなかったら起こすとこだった。ちょっーと、自分のベッド戻っててな?」
未羽は涼木に促され、自分のベッドへと戻った
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