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涼木の広い交友関係
久々に聞いた名前に周防は興奮し、店に着くなり臣の近況を涼木に聞いた
「な、な?臣くん、元気なん?」
「元気…ですけど、小児科に行ったら会えますよ?」
「いや…んー…そうしたいのはやまやまなんやけどさ、臣くんにとって俺らっていやな思い出やろ?会って辛い思いさせたくないねん。向こうから会いに来てくれるんは別やけど…」
「臣はそういうの気にしないと思うけどな…おおらかだし。でも、まあそのうち少年棟に遊びに来るんじゃないかな?って思いますよ。
今、内分泌内科に所属しているけど、由宇くんうちの科に転科希望だし」
「由宇くん!?何?涼木くん、由宇くんも知ってるん?」
「知ってるも何も…臣と由宇くん、ルームシェアしてるから。よく会いますよ」
「涼木くん交友関係、広っ」
「ですね。一度きりの人生なんでいろいろ遊ばなきゃ損じゃないですか?最期の時に後悔したくないんで毎日全力でいかないと!」
「元気やなぁ。相馬くん、涼木くんに合わすの疲れーへん?」
「んー…どうでしょう?疲れはしないかな?逆にストレス発散になるくらい楽しい人だから俺は助かってますよ?」
「そうなんや。ならええか」
4人は仲良く食事を始め、その後もちょくちょく遊ぶ仲間になった
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涼木は奈南と相馬の話には触れず、昔話を未羽に聞かせ終えた。
「導尿は細いしそれくらいかもしれないけど膀胱留置となるとさすがに痛いでしょ?だって太さが全然違うもん」
「んー…そうでもなかったけどな。前立腺が痛すぎて分からなかった可能性はあるけど」
「とりあえず参考になってよかったな?みぃ」
「う、うん…」
「じゃ、確かに説明はしたから明日10時30分からな?」
「えーっ、明日!心の準備が…う…わ、わかった」
未羽はどんより沈みながら面談室から部屋へと帰っていった
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