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みぃ 低血糖&受傷
佐久間に呼ばれた紫藤は走って2人の前に現れ、未羽の頭元にしゃがみ
「低血糖発作が起きてますね。こめかみのとこ、どこかにぶつけたようですね…傷が深い」
紫藤はポケットから血糖測定器を出し、未羽の血糖を測り
「45…まずいですね」
「先輩どこから…それ」
「今回の逃亡で恐れていたのは未羽の低血糖です。だから測定器とブドウ糖を持参したまでです」
「さすが…」
「さぁ、未羽…これを舐めて」
「え…?…なに?や…」
「しかし、混乱してますね…舐める気配が無いですね。未羽…嫌なことしますよ」
紫藤はブドウ糖を乗せた指を未羽の口内にねじ込ませ頬の粘膜に塗りつけ
「…ん……ゃ…」
「ほら、頑張って」
「ゃ……ぁ」
何度か繰り返すと、紫藤は未羽を横に抱きあげ「額のこめかみの傷は院に戻ったら縫合しましょう」
「え…先輩っ。変わる!」
「大丈夫です。この子くらい私でも運べます」
「でも」
「それより佐久間?あなたの顔色もひどい。疲労が溜まったのでは?熱が出る前に休みなさい。局長には私が口添えしますから」
「熱…って…大丈夫だけど」
「無理して痛い思いをして泣く羽目になるのはあなたですよ?由宇くん。理解できます?」
紫藤に下の名前で呼ばれて佐久間はシュンとし
「う…分かった…」
痛いところを突かれて佐久間は口を閉じた
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