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千歌 マーゲン挿入
佐渡と祖父江が連れ立って部屋に入ってくると千歌は不安そうに2人を見比べた。
「千歌、隣の部屋にちょっと移動な」
「佐渡先生…」
「そんな不安そうな声だすな。いま吐き気は?」
「ある…」
「祖父江先生が楽にしてくれるから頑張ろうな?頑張れる?」
「う、うん」
「よし、いい子だ」
ストレッチャーにいったん乗せられ隣の部屋に移動すると、ベッドに移るよう促されて千歌はベッドに移った
「千歌」
「?」
後を追うようにして佐渡もベッドにあがり、佐渡は両手を広げた
「おいで。背中俺にもたれて俺の足の中に座って」
「はい」
言われた通りに千歌は動くと、佐渡に両手を握られた
「キープ」
「…っ」
「いい子だ…」
キープの言葉で千歌はじっと動かずに佐渡に身を預けた
「…んー…本当によく躾たな、キープでじっとしてるようにしてるとは…」
「千歌がいい子なだけですよ」
「すみません。お待たせしました。あ、もう準備okな感じですね」
「真尾は側について、もし顔を動かすようなら押さえて」
「はい」
「よし、始めよう。千歌、ゴクンってしてって言われたらゴクンって唾を飲み込めるか?」
「う…うん…でも、怖い」
「佐渡がついてるから大丈夫。佐渡にもたれてリラックス。ちょっと辛いけどきみなら頑張れるから頑張ろう」
「それ…何…?」
「コレを鼻から胃に通すんだ」
「え…嘘」
千歌がすがるように真尾に視線を向けると真尾は頷き
「先生の言う通りです。ちゃんと潤滑ゼリーをつけるから大丈夫ですよ。先生、滅菌手袋です。チューブは小児サイズと一般的なサイズどちらで?」
「年齢的には一般的なサイズでいいだろうが…はじめてだしな…小児サイズで行くか」
「はい」
真尾はチューブを手袋をはめた祖父江に渡し、上から潤滑ゼリーを垂らした
「ん。ok…入れるよ」
「…ん…」
千歌は鼻に管が入ってくると眉を寄せ、数センチ入ると想定外の深さに千歌は驚き
「…っきゃ…いぁーっ」
暴れる千歌を佐渡は抱きしめ、「大丈夫大丈夫」と千歌をなだめるが千歌はパニックになり
「やぁーーーっ痛い痛いーっ抜いて…ゴホゴホっ」
「千歌ぁ、ゴクンだゴクン」
祖父江に促されるが首を振り、涙を流し
「いやぁ…っできない」
「ちーか。大丈夫…息吸って吐いて」
佐渡が優しく千歌の耳元で囁くと千歌は頷き
「…う…ぅう…スー…ハー」
「よし、いい子…そうしたらそのままゴクン…ゴクン…って続ける」
「ひっく…うぇ…ゴクン…ゴクン…」
「上手」
「あ…あー…気持ち悪いよ、佐渡先生…お願い…手、離して」
「ん?どうしたい?抜くなよ?」
「抜かない…抜かないよ」
手が自由になると体をひねって佐渡の胸に顔を埋め、佐渡の腰に手を回して抱きつき
「頑張ったって言って?」
「よしよし頑張った」
「…ん」
佐渡に頭を撫でられると千歌は脱力して佐渡に甘えた
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