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処置1の椅子が怖い由宇くん
椅子に座らされそうになると由宇は瀬谷にしがみつき嫌がった
「…っ」
「頑張って座ろう?由宇」
「痛いことするじゃん…っ」
「なるべく痛くないように努力する」
なかば無理矢理座らされると由宇は椅子から降りて2.3歩走り
「わ、ちょ…佐久間先生!落ち着いて」
慌てて西が支えようとすると由宇はその手を振り払い、反動でよろけて座り込み
「由宇、そこは床だよ。不潔だ」
瀬谷は由宇の近くへと歩き抱き起こそうと由宇の脇に手をいれようとすると由宇は震え
「や…やだから…」
「西、臣を連れてきてくれるかい?」
「はい」
西は瀬谷に頼まれ夜間受付に臣を迎えにいった
「臣くん、ごめん。一緒に来てもらっていい?」
「由宇、診察拒否しとると?」
「そう。で、瀬谷先生が呼んでって言うからいいかな?」
「分かったとよ?」
西について処置1へ着くと一瞬臣はひるんだがすぐに中に入り座りこむ由宇の近くに走り寄った
「由宇…っ」
「おみ…帰りたい」
「ごめんね?由宇。お熱が高いけん先生の言うこと聞いてほしかよ?」
「とりあえず、病衣に変えたいんだがいけそうかい?」
「やってみます」
臣は由宇の額に口付け、マットの方に向かうとマットに腰を下ろし
両手をパンパンと叩いて由宇を呼び
「由宇、おいでー」
「おみ…うん」
フラフラと由宇は臣の近くまで歩き、臣に由宇は抱きついた
「上手ー。いい子やね」
「ん」
「由宇、パジャマ脱ぎ脱ぎよー?」
「恥ずかしい…先生いる」
「だいじょーぶ。ほら、お袖しゅるしゅるー」
「きゃー脱がされた」
「はい、新しか服に変えるとよ?」
「うん」
2人の様子に瀬谷は笑いをこらえ
「ふ…っ。臣、そのままズボンと下着とれるかい?」
「はい、由宇〜ゴロンはぁ?ゴロン」
「ゴロンやっ」
「あ。ひょっとしてさっきの坐薬覚えとーやね?大丈夫やけん。なんも持ってなかよ?」
臣は両手をパーにして由宇に見せた
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