723 / 1207
むー、導尿からの…
「っひ…いった…っや!いたぁぁいっ」
管が入ってくると周防は叫んだ
「力を抜いてくれるかい?雅宗。力が入りすぎると痛いよ」
「無理ぃ抜けられへん…っ。痛いぃ」
「んー…引っかかりは無いんだがね」
「っぅー…やっ…ぁあっ…ぅああーっ」
膝を震わせ、周防は泣き叫び
「雅宗、リラックス…」
「ぅ…う…ふぅーー」
「そう、いい子だ、上手だよ。おしっこ出てきたからね」
「うん…っ」
ようやく終われる安堵感で周防はポロポロと涙をこぼし
「よーし、抜くときちょっと違和感があるよ」
「…ぅ…っ。終わったぁ」
「導尿完了。雅宗の向き、左向きに変えるよ」
「へぁ?」
「足を曲げて楽に…おしり見るよ」
瀬谷は潤滑ゼリーを人差し指につけ、肛門に塗りつけるとそのままナカに指を押しこみ
「ひぁ…いややっ先生のえっちぃ…っ犯さんといてー」
「違う違う。雅宗?直腸診だ。診察しないといけないからもう少し耐えて」
「ん…ぅー…ゃあっあんっそこ触らんといてー。体、ビクンってなってまう…からぁっ」
何度かナカを触り瀬谷は確かめ、周防から指を抜くと周防の腰元を撫で
「んー…やや大きめな気はするが肥大とまではいかないね。尿閉の原因はまだよく分からないが様子を見よう。このまましばらくここで休んでいてくれるかい?」
「ぅ…ひとりにせんといて…」
「牟呂、側に付いていてあげれるかい?師長には話しておくから」
「はい、ありがとうございました」
「雅宗、よく頑張ったね。ぬいぐるみはまた後であげるからいい子にね」
「先生…おおきに」
「先輩、ズボン履きますよ。手伝います」
「牟呂、ちょっといいかい?由宇もだが未羽と千歌が優れなくてね…俺はそっちに行くが後は頼むよ。涼木は後でリカバリーに来てくれるかい?」
「はい」
涼木が周防の着替えを手伝っている間に瀬谷は牟呂に指示を出し、処置3から退室した
ともだちにシェアしよう!