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涼木くん 雅宗が気になる

「涼木くん、助かった。ありがとう」 牟呂に礼を言われ、はにかむように涼木は笑うと頭を下げ 「いえ…えーと…じゃあ、俺は業務に戻りますね」 「涼木くん……」 「どうしました?周防先輩」 「アイス…」 「え?あ、はいはい。覚えてますよ。今度のおやすみに買いますね」 「んっ。おおきに」 ニッと周防は嬉しそうに笑い、涼木に手を振った 涼木は処置3を出て、壁に背をつけると右手で口元を覆い目を閉じ か、かわいい…かもしれない。 なんだ?6個も先輩なのに… えっちの時も痛がって泣くのか?でも、さっき前立腺触られて悶えていたし… 気になる と、言うか…この人は牟呂先輩のだ。 欲情している場合じゃないのについつい欲情しそうに…まずい 涼木は周防の無邪気な様子と天然ぶりに自分の欲が昂まるのを感じ、乱れそうになる呼吸を整えた。 いくら性欲強くても他人のには手を出しちゃダメだ… でも、ちょっと見てみたい…複雑な気分の涼木だった。 処置3で周防と牟呂の2人きりになると、周防は牟呂に甘え牟呂に抱きついた 「しー先輩…っ」 「どうした?雅宗」 「むーって呼んでや?」 「分かった。むー?」 「よしよししてや」 「ん。よしよし。よく頑張りました」 「へへ。俺、頑張ったで?もっと褒めたって」 「いい子いい子」 「もっと」 「よしよし。いい子のむーくん?注射頑張れる?」 「ほわっつ?」 突然の牟呂から出た言葉に周防は固まった

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