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甘えたさん むー
顔をぐずぐずにして泣き、周防は牟呂に引っ付いて甘えていた
「しぇんぱい…しゅきぃ…ぐすっ」
「ちゃんと喋れてないよ?雅宗」
「むー」
「はいはい、だったね?甘えたの時はむーなの?」
「ん」
「あー…」
二へっと表情を崩し、牟呂は周防の頭に顎を置き
「かわいいなぁ…」
「ぎゅうしたって?あかん?」
「もちろんいいよ。ほら、ぎゅう」
「早く家、帰りたいで…ほんま」
「えっちしたいの?むー。さっき、瀬谷先生に診察された時、ちょっと感じてたでしょ?」
「仕方ないやん…不可抗力やで?」
「悪いとは言ってないでしょ?かわいかったよ」
「恥ずかしい…」
「痛みに敏感だけど、快感にはもっと敏感だもんね?むー」
「痛いは嫌いやけど、気持ちいいは好きやもん。気持ちいいのがええの」
「はいはい、素直だね?むーはいい子」
「ん。なぁ…先輩…?さっきの坐薬、背中痛くなる副作用ある?」
「え?腹が下って腹痛とか吐き気ならあるけど…背中は……」
「ふーん…」
「痛いの?」
「ううん。たぶん…ふぁーぁ。気のせいや。さっき…痛いことされたやん?
それで…変に体ねじって傷めただけかもしれんし……それより眠い…」
牟呂は嫌な予感を感じたが、ウトウトしはじめた周防を横に寝かせトントンとお腹を叩き
「いいよ?寝て。鎮静剤使ったから眠いよね。おやすみ」
「ん…」
秒で寝ていった周防に牟呂はタオルケットをかけ、周防の頭を優しく撫でた
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