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涼木 例の椅子に…

背中に嫌な汗をかいているのを感じる… 「待っていても(らち)があかなさそうだね。やはりお手伝いをするよ」 瀬谷は涼木のベルトに手をかけ、脱がしにかかり 「せ、先生っ…待って!待ってください。すみません、脱ぎます」 「いや、いいよ。そのままじっとしていなさい」 「や…やめ…っ」 下半身をあらわにされるとやや膨らんでいる陰茎が出てきて、涼木は両手で隠し 「わっ…」 「ん?んー…性欲旺盛だね。脱がされて感じるものがあったかい?」 「ち…違う…」 これは周防先輩のせいだし…っ なんならここ数日は疲れてたり、前に穿刺した部分が痛かったり、腰が重だるい感じがして抜いていないからそれでだ、多分 「せ、せめて…ベッドで」 「この様子だととても診察ができるとは思えないからね」 「まさか…固定しようとしています?」 「状況によってはやむを得ないね」 「は…はは…」 「はい、座る」 「…はい」 座ると足に引っかかっていたズボンを瀬谷に剥ぎ取られ、無造作にカゴに放られた 「よし、始めようか」 気まずい… この椅子がこの後どうなるかは何度も見てきたけど、見ると自分が座るでは大違いだ どうせなら…詩乃さんとか道隆が座っているのを見てみたい 俺なんかが座るより絶対、愛らしい なんなら周防先輩や臣、由宇くんでも可 いずれにせよ、俺が…って言うのが違和感 間違いなく滑稽だし、、 こういうのは可愛いらしい子が座って恥じらってるからいいんであって …なんて、ごちゃごちゃ考えていると椅子が喋り始めた 〝椅子が上昇し、後ろに倒れます。動かないでください〝 「…っ…怖」 動く椅子にビビり涼木は慌てて両方の手すりを掴んだ

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