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むー、やる前からギャン泣き
「なぁ…なぁ?どうしたらいいん?それって、俺何されるん?痛いんは俺いややで?」
焦った口調で恐る恐る周防は佐渡に尋ね、佐渡はエコーを指差し
「雅宗、エコー見て。この白いとこ、いくつかあるだろ?コレは石だ。コレらは小さいから放っときゃ痛いだろうがおしっこと共に出る。が、コレ、親玉がいる。こいつがちょっと厄介でコレは自然にとはいかない。無理だ」
「う、うん。それでどうやって出すん?」
「まず局所麻酔をして腰椎麻酔するだろ、で、ちんちんのアナに内視鏡突っ込んで砕く。で、終いにカテーテルを腎臓まで通すただそれだけ」
「腰椎…麻酔……いややーっ」
「雅宗、麻酔はやらなきゃ痛い。痛いの苦手なんだろ?何で嫌がる」
「注射、嫌いや。それを腰になんて…あかん、無理ぃーわーっん…うぅ…それし、一回やないやん腰椎麻酔のために局所麻酔するやん…っあかんて、しかも腰椎麻酔ってあんな長い針ぃー。いややーっ」
うつ伏せで寝ながらジタバタと周防は泣き暴れ
「腎臓にカテとかなんなん?拷問する気なん?」
「いや、治療だ」
むくっと起き上がると手で目をゴシゴシこすりながら歩き出し
「おーい!どこへ?」
「帰んます。お疲れさんです…ほな」
「いやいや、何言って…」
周防は走り出し、処置4をカードキーで開けて廊下へ飛び出し、逃走した
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