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縁さんと琢磨さんの約束
琢磨さんと私の暮らしの中で約束事があるー
琢磨さんが出勤で、私が公休の日は必ず交わい、私が満足した顔をしたのをみてから琢磨さんは出勤する。
一緒に暮らしはじめてからまだ半年にも満たないが、その約束をはじめいろいろな約束事ができた。
・病院からの呼び出し以外で1人で出歩かない。
・素直にいい子ではいと言えたらご褒美。
・売りは二度としない
・定時で帰れるときは定時にまっすぐ家に帰る
→帰れないときは連絡をする
・お風呂は一緒に
・欲の解消は琢磨さんがする
=自分でいじってはいけない
他にもいくつかあるけど
お仕置きされたくてわざと約束を破ったこともある
でも、約束を守れたご褒美は…格別
早朝ー
「琢磨さんっ…ぁっ…あっ…イクっー…」
「縁…っ俺も…っう…はぁ…はぁ」
紫藤の上に乗る佐渡は荒い息を繰り返しながら紫藤の額に口付け
「行ってくる」
「はい。行ってらっしゃい…琢磨さん」
「縁…いい子で待っていられるな?」
「はい…でも、早く帰ってきてください」
「分かった。いまたくさんシタからいじるなよ?帰ったら嫌というほどしてやるから」
「はい」
琢磨さんを、朝送り出してからひとりぼっちの時間を過ごす…
たまらなく寂しくて切ない…そして、苦しい
以前なら自分をいじって紛らわしていたけれどいまは琢磨さんと〝しない〝と約束している
昼間からフラフラと歓楽街を歩く日々もあったけれどそれも今は〝しない〝
約束を守れた日のご褒美は頭が真っ白になるほど快感を与えられ、ぐずぐずに泣かされて溶かされるー
だから、今日も私は琢磨さんの帰りをいい子で待つ。
けど、今日は遅い…
ひとり休みの日は正直、好きじゃありません。
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