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お仕置き?ご褒美?
ベッドに着くと中央に寝かされ、紫藤は早く佐渡が欲しくて足を広げた。
しかし、佐渡はその足を閉じさせ
「まだあげない」
「なんで…ほしい」
「お仕置き。我慢を覚えろ」
「意地悪です…」
「意地悪じゃない。約束を破ったお仕置きなのがわからないか?」
「分かりません…お仕置きって痛いことしたりじゃないんですか?」
「それはおまえにはご褒美だろう?」
「そ…それは…そうかもしれません」
「でも、ほしい…素直に言えと言いました。素直に言った」
「確かにそうだな?縁の言う通りだ。でも、前戯も無しにいきなり挿入というのは好きじゃない」
「私はそれでもいいです…っ」
「行きずりの相手と一緒にしてくれるなっ」
「琢磨さん…俺はおまえを大事にしたい。粗末に扱うつもりはない」
「じゃあ…もっと…もっと構ってください」
「何?」
「確かにあなたは優しくしてくれます。抱いてと言えば抱いてくれるし、してほしいことはなんでもしてくれる。けど、足りない…っ私をもっと見て」
「縁…。うまく、隙間を埋めてやれなかったようだな?すまない」
佐渡は紫藤の額に口付け
「他には?どうしたらその隙間は埋まる?」
「一緒の休日は一緒にいてください。お仕事にいかないで…行くなら連れていって」
「縁…。寂しかったのか?」
「寂しい…寂しいです」
「そうか…甘えん坊、、だったんだな?縁は」
「甘えれるのはパパ…だけでしたので…他に甘えるところが無くて…」
「パパ…意外だな。縁はパパ呼びか?」
「はい。変ですか?」
「いや、人それぞれだ。ママは?」
「しばらく会っていないです」
「そうか。それは寂しかったな?」
「うん…」
「縁、少しだけ足を開いて」
佐渡はローションをとり、紫藤に見せた
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