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尿管ステント 2
「ぁーーーっんぅ…何やこれ……いたいっ。うわぁー…はぅ…いやぁーーあーっ」
周防の目から涙がポタポタと溢れ、逃れようと周防の体が動き
「痛むかい?おしりの位置がどうしても上に行ってしまうね。ほらほら降りておいで」
瀬谷は周防の足を引っ張って位置を下にずらし
「痛い…痛いし、違和感がすごいねん…あかん…辛いぃーっ…堪忍してやぁっ」
「体の中の細い所を通しているからね」
「むーちゃんさ、あんまり意識しないほうがいいと思う」
「せやかて、気になる…」
「椅子の動きには動じなかったのにね」
「もう恥ずかしいんわ慣れたわ。散々見られていじられたし…それより痛いのがあかん。慣れれん。痛い、から解放されんのやったらもうなんでもええわ」
周防が投げやりになっていると、瀬谷は周防から膀胱鏡をゆっくりと抜いていき
「…ぅ…っう…んや…ぁ…いやな感じ…抜くならひとおもいにやって」
「一気に抜くと辛いよ。あと少し我慢我慢」
「もう我慢たくさんしとるで?」
「そうだね。よし、抜けた。あとひとつ我慢して終わりだ」
「バルーン…いくつで挿れるん?」
「尿道をかなりいじったからね…細いのだと漏れる可能性があるから16でいこうか」
「へ…」
「じゃあ、消毒をしなおすよ」
「ま、待って…涼木くんは14やったやん?なんで16なん…?涼木くんのがちんちん大きいかったやん!」
「へぇ…雅宗、見たの?涼木くんのアレ」
「え?前に見たで。って!処置やからっ!涼木くんが急性前立腺炎になった時のやつに介助で入って…ただ、そんだけやでっ」
「ふーん…」
牟呂の冷たい反応に周防は冷や汗を流した
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