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涼木くんショック

「さて、さっきの検査だけどね…残念ながらの結果になったよ」 「え…それって…」 「うん。慢性前立腺炎だね」 「嘘…ですよね?」 「嘘じゃない。前立腺液内に白血球が検出されたから慢性前立腺炎だよ。早速だけど、ベッドに行こうか」 「はい?」 あー…これ、悪い夢だ。 悪い夢見てんだ、俺。 周防先輩の治療付くの大変だったし、佐渡先生にはいじめられたし、疲れてんだ 起きろー、俺 早くしないとまたあの恥ずかしさと痛みを味わうことに… 嫌だ。 だいたいこんなの詩乃さんにも道隆にも言えない…って。 それに、臣と由宇くんに言ったらその場で治療開始されそうだし、口が裂けても言えない なんでこんな目に… 再診に行かなかった俺が悪いんだけどさ、、 あんな苦痛を味わうと知ってて行くのは無理だ。行けないって。 おかげで、挿れられるの辛いって言うのが分かったから詩乃さんにも道隆にも、もちろん臣にも優しくえっちできるようになって多少メリットはあったけど、それだけだ。 たぶん、これはトラウマだ。 それにくわえて今日のあの検査…… あれは…怖かった 帰ったっぽいから佐渡先生が現れることは無いだろうけど 現れたら…と思うとドキドキする 佐渡先生の相手って誰なんだ…? あんなのと毎日対峙するって…相当なMだよな 、きっと。 周防先輩といい感じだったけど周防先輩には牟呂先輩がいるし…んー…… パンっーー 目の前で手ばたきの音が響いた

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