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怖気づく涼木くん 2

「っい゛…った、ちょ…ま、…待って……っ」 「大丈夫。病棟のいちばん小さな子…日向(ひなた)、彼はいま10歳だったかな?その子でも指2本泣きながらではあるけど頑張れているし。大雅も頑張れるよ」 「でも、ひなくんはそうとして…未羽くんはやれないじゃないですか!」 「うん、未羽か…あの子はね…また別問題だ。違ったかな?佐渡」 「その通りです。ひなは小さな体でよく頑張ってる。健気な子で褒められたさに必死に耐えてる子だ」 「ひなくん前立腺炎じゃないじゃないですか!」 「涼木…黙って聞いていれば…日向も未羽も私の患者です! 日向は成長ホルモンがうまく分泌できないから 自己注射をいま習得しようと頑張っています」 「涼木、みぃはみぃで年齢の割に体が小さい。アナも小さいんだ。慎重に拡張訓練をやっている最中だ」 「本当…今日は無理です。またにしてください」 「紫藤もさっき言ってたがね、そう言って次にご機嫌で来た子はいないよ」 「で、でも…っ」 「困ったね…紫藤。きみ、指細かったね?頼むよ」 「私が、ですか?」 「嫌かい?」 「泌尿器科医はこっち。佐渡副長です」 「知ってるよ。きみが押さえるんじゃ、吹っ飛ばされかねない。だからきみに託す」 「分かりました。瀬谷局長、頭側いけます?」 「了解」 「じゃあ、足にいこうか」 え?え…何この展開… 佐渡先生が足に乗ってきて、瀬谷先生が俺の体の体勢保持して…紫藤先生は片足をベッドに乗せて手にローション持ってる……… 紫藤先生、マッサージする気まんまんだ…怖 悪夢だ、、

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