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うたくん ご機嫌ななめ

ステーションに着くと由宇と臣はそれぞれカルテに目を通し由宇は未羽の、臣はうたの元に向かった。 臣がうたの部屋に着いたころ、お昼寝から目覚めたうたがグスングスンと枕を涙で濡らしていた 「たいが…まだ、来ない……寂しい…おと…」 熱無いのにインフルエンザとか言われても、ピンとこない つまんない…たいが コンコンー 「はい」 「入るとよ?」 「だ、だれ!!」 「あ、あやしいもんじゃなかよ?この病院の保育士たい」 「保育士…何しに来たの?」 「お暇じゃなか?」 「…ひま」 「お話し、しよ?それか何かやりたいことある?オセロとかなら病棟にあったとよ」 「したくない。なんかしんどいし…。後、まだ、自慰の練習してない…。やらないと紫藤先生に怒られちゃう」 「紫藤って…あー。綺麗やけど怖か先生ね?メガネの」 「うん」 「ところでじいって何?」 「え…おとななのに、知らないの?」 「ん?あ、それって…オナニーのこと?」 「うん」 「そっ…そっか。ちなみに何でやるの?手?」 「何って…これ…」 うたは棚から大きなサイズのバイブを取り出し、ウィィンウィィンと動かした。 「なっ!!でかっっ。しかも…バリ動く。えと、ちんちんにあてて使うとね?」 「は?何を言ってるの?先生。コレ、おしりのナカにブスって挿れるやつだよ。知らないでお手伝いに来たの?ここの患者さん、みんなこういうことさせられてるよ」 「あ、あ…うん。オレもここの卒業生やけん、知っとるとよ」 「え……じゃあ、コレ。挿れたこと…」 「なかよ…っ。オレの時はエネマグラやったと」 「えね…?」 「そう、前立腺を刺激するやつばい。こんなに太くなか。しかも、動かんけんやつやけんうたくんはすごかね」 「すごい?本当?たいがも褒めてくれる?」 「たいがって…」 うたから出てきた名前に臣は興味を持った

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