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たいが
そういえばさっき見たカルテに書いてあった。
大雅がこの子の受け持ちだ。
確か、夜勤帯で受け持ち看護師を求めて泣いていたとかなんとか…
大雅の仕事姿なんて知らんけん、変な感じ
臣が考えているとうたが不思議そうに臣を見つめ
「せんせ?」
「ごめんごめん、ちょっと考えごと」
「たいが、いつくる?」
「今日が明けやけん、明後日かな?」
「明後日…っぐす…」
「え…泣く?」
「さみしい…」
「受け持ちさん好きなんだ?」
「うん」
「へぇ」
「たいが、知ってますか?」
「うん。一応幼馴染やけん、知っとーよ」
「幼馴染なの?本当?」
「たいが、昔からかっこいい?」
「えー…んー…そうやね、俺が喘息になった時とか吸入薬をさっと持ってきてくれたりして、かっこよかとこはあった気がするとよ」
「えっちした?」
「はい?」
「えっち」
「な、なんで…っ?」
「治療頑張った後、触ってくれる。すごく気持ちいいんだ。おしり触られた時はびっくりしたけど…たくさん慣らしてくれて気持ちよくしてくれた」
「大雅…そんなことを、、大事な患者さんにまで手を出してたとやね!とっちめるとよ、あいつ」
「え…だめだめ。アフターケア??とか言ってたよ。本当は担当のお医者さんがするけど、俺の担当優しいけどなんだか気難しいから…たいががかわりに。だからたいがは悪くないから」
なためる大人なうたに臣は感心した
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