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佐渡 みぃに嫌われる

「えーと…ぼくが点滴留置すればいい感じです?」 なんだろ?この2人の関係… 佐渡先生、めちゃくちゃ尻に敷かれてないか? 気のせい? 「採血も頼みたい」 「ゴホゴホ…」 「分かりました…けど」 未羽くんどうしよう… 紫藤先生の咳も早く止めてあげたいけど… ぼくのからだはひとつしかない、、 「あの…未羽くんのこと佐渡先生に頼めます?」 「ああ、問題ない。任せてくれ」 「分かりました。まだ嘔吐後バイタルとれていないのてお願いします。サチュレーション、持っていってくださいね?リカバリーにいま無くて」 「分かった。紫藤を頼む」 「ソル・コーテフ静注でいいです?」 「それで」 「じゃあ、紫藤先生。こーちのブースにベッドあるので…」 「休憩室開けたままですか?不用心ですね」 「あー、宵先輩が寝ているんです。突然の熱と頭痛で…」 「あっちで待たせているって言うのは…ステーションのことでしたか…」 「はい?」 「いえ、祖父江先生がそう言って早く戻りたいからとやや鬼畜化してましたから」 「!」 ちょっと見てみたかった…それは残念 さすがの大雅も祖父江先生には敵わないだろうな なんなら泣かされてたりして… 気になるけど、いまは紫藤先生だ 「紫藤先生、アルコール消毒は?」 「問題ありません」 「きゃーーーっえーーんっっふ…ぅ…え」 「え?」 「未羽ですか?」 「いったい…何が…千歌くん起きちゃうよ」 「任せろ…と言ったくせに…何をやっているんでしょう」

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