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佐渡 みぃに嫌われる 2
「な…なんで泣く!しーっ。千歌が起きるっ」
慌てる佐渡を無視して、未羽は泣き続け
「ゆびぶじーやだぁー」
「いやいや違う。それをしに来たんじゃないからな?だからしない。しないよー」
「うそー。するもんっ。油断させといて抱きかかえてブスってしたもん!」
「あー、さっきしたな…」
「ほら、ほら、ほらーぁっ」
「こらこら興奮するな。また吐くぞ。バイタルとりにきただけだから落ち着け」
「やだ…やだ…やぁあんっ」
「ん…ん…ぅ…れ?なんでサド先生いるの?…もう挿れ変えしたくないよ。ぁーんっ」
未羽の泣き声で起きた千歌が寝ぼけて泣き出すと佐渡はおたおたしだし
「お…起きちゃったか…大丈夫。千歌ぁ、あのな?大丈夫だから泣くな。バルンの交換しにきたんじゃないから」
泣く2人にあたふたしていると点滴スタンドをカラカラ押しながら紫藤と、落胆の表情を浮かべる奈南が現れ
「何してるんですか?あなたは。何をどうしたら2人とも泣くことに?」
「あーぁ…先生、やってくれましたね…なだめるの大変なんですよ?」
「す…すまない」
「はいはい、未羽くんごめんね?びっくりしちゃったよね?」
「ふ…ぅ…っ寝てからも…するの?怖い」
「ううん。しないよ。大丈夫」
奈南は未羽を抱きしめ
「熱いな…」
「バイタル取りましょう」
「紫藤先生すみません。じゃあ未羽くん、ぼくはちょっと千歌くんとこに行くね」
「行っちゃやっ」
「ぇ…っ…ぇ…っちんちん痛いぃ」
「困ったなぁ…」
奈南は未羽と千歌を交互に見て困り、佐渡が千歌に触ると千歌はパニックをおこし
「千歌、診るから」
「いやぁーっ」
ガラっー
「何事ですか?」
奈南が振り返ると真尾が扉の前に立っていた
「先輩!」
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