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やっと 解放
やっと…やっと10分が過ぎた。
長かった……
「おしまい。出していいぞ」
「はい」
やっと出せれる…ってこれ、どう出すんだ?
なんかぴったりフィットして抜くのが怖い…
「どうした?案外、挿れてみたら気に入ったか?」
「まさか!!抜き方が…ちょっと分かんないだけです」
「普通に抜けばいいだろう?」
「できたら苦労しません〜っ」
「何をやっているんだ?そんなんで明日からどうする気だ?さすがに毎日は付き合い切れんぞ?」
「んー…おそらく力が入りすぎなんだろうね?ローションを付けてやるといい」
「だな」
「ちょ…え…な?」
「力を抜け。滑りをよくしてやる」
祖父江はローションを付けた指をエネマグラと涼木のアナの隙間から挿れてローションを塗りつけ
「しかし…患者よりビビりだな」
「はぅーっ…う…うるさいですよ。こんなの経験無いですから!てか、指っ。さりげなく挿れないでくださいーっ」
「お前の方がうるさい。来週、17時30分に…朱雀の処置室は…」
「いまは3だよ」
「よし。じゃあ処置3に来い。いいな」
「え…やですよ」
「これは依頼じゃない。命令だ」
祖父江はずるっと涼木のナカからエネマグラを抜き取り
「ぁあっ…んっ…」
「なんだ?これが名残惜しいか?」
抜き取ったエネマグラを見せつけ、祖父江は笑い
「ち…違っ」
涼木は恥辱に顔を明らめ、祖父江から視線をそらした
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