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道くん ヤキモチ

「なんか変だと思う。大雅」 相馬は涼木をいぶかしみ、涼木を体から離し 「看護師のお兄さんと何かあった?今まで痛い!って言ってもやめてくれたことなかったのに」 「え…詩乃さんとは…何かあったっちゃあったけど…別にそれとこれとは関係ない」 「看護師のお兄さん、夜勤って言ってたけど本当かな?実は今の今まで一緒でした〜なんて言ったりしない?」 「ちょ…道、疑ってる?てかヤキモチ?遅れたの詩乃さんは関係ないからな?」 ややイラ立つ相馬を落ち着かせようと涼木が相馬を抱きとめようとすると、腹の立った道隆は涼木を突き放した。 すると、涼木のポケットから白い物体が転がり コトン… 「へ?」 「…」 音の行方を追うと、チャック付きビニール袋に入ったエネマグラが落下していて 2人の間を気まずい空気が流れた。 ま、まずい…非常にまずい 言い逃れができない…っ 「大雅…これ、今から俺に挿れる気?やだよ?」 「ち、違うっ!これは道のじゃないから安心して!」 「え……じゃあ…看護師のお兄さんと使ってきたの?大雅、不潔…」 「ストープっ。変な妄想しないの!これは俺の!俺に使ったやつだから!!」 「……え」 「あ…」 口を滑らせた涼木は、恥ずかしさに相馬から視線をそらし頭を掻いた あーあ、穴があったら入りたい やばい…やばすぎるよ、まったく… 次に続く言い訳が思いつかない 正直に話すか…。話したところで道が俺にどうこうなんてやれないだろうし、、 涼木は勝手に相馬が襲ってくることは無いと思いこんで話すのを決心した。

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