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大雅 ぐったり

「も…もぅ…道、無理…は、ぁ…はぁ…勘弁してっ」 息もたえだえになり涼木はぐったりとしていた。 「まだ5分くらいは時間に余裕あるよ?」 「お願いだから…道、もう解放してほしい」 「んー…分かった。大雅、体力あるのに限界?」 「いや、限界ってわけじゃないんだけど…今夜、夜勤なんだから…勘弁」 「大雅、夜勤頑張ってね」 にゅるん… 道隆の指が抜けて、涼木は身震いし 「んぁ…っ」 や…やっと解放された。 しかし…医者の卵だけあってピンポイントで攻撃してきたな…道 末…恐ろしいぞ、、 「大雅…次、いつ会ってくれる?」 「え…?今まで、そんなこと聞いてきたことなかったのに。どうした?」 「大雅にとって嫌なことしたからさ…。嫌われちゃったかな…って」 「道…大丈夫。嫌うわけないだろ?」 涼木は体を起こし、道隆を抱きしめ 「大雅…好き」 「道…俺も」 「でも、行っちゃうんだよね?」 道隆のつぶやきに涼木は頷き 「仕事だから夜勤は休めれないよ、ごめんな?また埋め合わせるから」 そうじゃないよ…大雅 看護師のおにーさんとこに行かないでほしい… 道隆は本当の気持ちを言えずに心の底に隠したまま涼木を抱き返した。

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