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スパルタ詩乃さん
「あのさ…詩乃さん…もしかしてだけど、ヤキモチ妬いてくれてたりする?」
「なっ…何を言って…っほ、ほら!息吐いてー開く。吸ってー締める」
「詩乃さん答えてくれるまでやらない」
「ーっ!だったらなんなの?ヤキモチ妬いてますって言えばミチタカのところにいくのやめるの?」
「それは…考えさせて。道は道で大切だから」
「分かってる。そう言うって。けど、もう少し…構ってほしい」
「うん。それは謝る。優柔不断でごめん。だけど2人とも大事にしたいんだ。いつかはちゃんと区切りつけるから…」
「終わり。聞きたくない。謝らなくていいからちゃんと呼吸して」
「分かった…ん…すー…はー…ぁあ」
10分後、汗ばんだ涼木は息を切らしながら奈南に懇願した。
「は…ぁ…っ…ん…詩乃…さん…も、だめ。許して」
「いいよ。今日はこれまで」
「いいの?や…やった。終わった」
「さ、今度は呼吸の練習するよ」
「へ?」
「あんなんじゃ、全然だめ。指を挿れてあげるからぼくの指を締めたり緩めたりして特訓」
「嘘でしょ!詩乃さーんもう、寝ようよ」
「だーめ!これ終わったら、ご褒美にえっちさせてあげる。だから頑張れ」
「う…」
ごくん…
久々の詩乃さんのナカ…魅力的だ
涼木は生唾を飲み込んだ
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