872 / 1216
なんなんでしょう、この展開
周りを気にする宵に紫藤は
「カーテンをかけましょう。恥ずかしがらないでいいですよ。副長カーテンを」
「ああ。師長、俺と紫藤どっちがいい?」
佐渡はカーテンをかけながら宵に尋ね
「どっちって言われても…ねぇ」
「師長さん頑張って」
未羽の真剣に応援する表情に宵は心を決め
「わ、分かりました…」
靴を脱ぎ、ズボンと下着をずらして左向きに横になり
「未羽くん。あの…手、いいですか?」
「うん。握っててあげるね。痛かったらぎゅうってしていいよ」
「ありがとう。優しいですね?未羽くん
あの…先生方、お願いします…どちらかはお任せします」
「じゃあ、私が…」
紫藤は棚からローションを出し指に塗りつけ
「特別アドバイスしなくても師長ならアドバイスする側ですから大丈夫でしょうけど、なるべくリラックスしていてくださいね」
「はい」
困りました…
なんなんでしょう、この展開
夕べは頭痛の影響で帰宅後、何もせずに寝て今朝はおはようのキスくらいしかしていないから今そこをいじられたら間違いなくあられもない声が…そして、その後我慢できる気がしない。
非常にまずいです、、
「師長、大きく息を吐いてください。佐渡副長は一応師長の体を支えていてください」
「了解」
紫藤の左手が腰に触れ、佐渡の手が肩と腰に触れると宵は息を飲んだ
どうしよう…入ってきちゃう!
ともだちにシェアしよう!