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ぷち家出終了
首を振る紫藤を見て、柵の中へと入り紫藤の座るブランコの前に佐渡はしゃがみこみ
「どうした?なんで帰りたくないんだ?」
「琢磨さん…怒ってます……」
「なんで俺が怒るんだ?」
「だって…あれは仕事だから仕方ないことなのにヤキモチを…」
「やっぱりヤキモチだったか」
「怒らない…んですか?」
「可愛いことをするな…とは思うが、、これ、ぷち家出か?こんなすぐに見つけてもらえそうなとこにいるなんて」
「琢磨さん…」
「帰ろう?縁。俺たちの家に」
縁はブランコから飛びおり佐渡に抱きつき、抱きつかれた佐渡はバランスを崩して後ろに倒れて砂に手をつき体を支え
「おっと…」
「はいっ」
「帰る気になったみたいだな?」
佐渡は紫藤の頭を撫で、紫藤は佐渡の唇に唇を付けた
「いつになく甘えん坊だな?縁。続きは家でな?砂まみれだし、風呂に入ろう?」
「はい、喜んで」
紫藤は幸せそうに笑い佐渡の上から退くと、佐渡の手を両手で引っ張り起こした
「行こう。ついでだし、散歩するか?月でも見ながら」
「はい、綺麗ですね。月」
「星もな?明日は快晴だな」
のんびりまったりと空を眺めながら2人は、2人の家へと歩いていった。
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