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3回戦目(宵&実継)5

「僕を悦ばす自信がありませんか?」 「まさか!えっちは得意ですけど…俺、仕事中で師長は、、」 「宵です」 「あ、はい。すみません。宵さんは入院中で不謹慎だと思います」 「真面目ですね?大雅。そう思いません?実継さん」 「だな?言わなきゃバレないのに律儀だな?」 「いやいや!俺が管理職にリークするとか思わないんですか?」 「大雅が院長や事務部長に漏らしたところで、2人とも諦めてますからねぇ…ね?実継さん」 「間違いない」 「は?」 「あれ?知りませんでしたか?実継さんのお父様はここの院長で、僕の父は事務部長です」 「…」 絶句。 「まあ、無駄話はいい。あっという間に夕食の支度の時間になる。今日は手短に済ます」 「ちょ、ちょー待って」 「なんだ?」 「今日は?」 「回数こなさなきゃ意味が無いだろう?エネマグラ、嫌なんだろう?なら、本物でしてやる。ボランティアだ」 「いやいや!どういう発想なの?それっ」 「むー…なかなか言うこと聞きませんね涼木、まずは巡回再開!夕飯見守り、就床介助、就寝前ケア、消灯巡回が済み次第ここに戻って来なさい!」 「宵?こいつ、戻ってくるか?」 「来なかったらそれは消灯巡回サボったことになります!職務怠慢で父にチクります」 「あーあ…魔王を怒らせた」 「へ?」 「へ?じゃないよ、おまえ。サクッと済ませるつもりだったが徹底的にする気になったようだ。ドンマイ」 「え…止めないんですか?」 「こうなったら止められない。また、21時30分頃にな?覚悟してろ」 「分かったら涼木、さっさと巡回再開しなさい!」 「は。はいぃっ」 涼木は逃げるようにして宵の部屋から出ていった

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