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嫌がるお2人さん

涼木は祖父江と睨みあい不機嫌をあらわにしていた。 「ほとんど接触していないし、なんならすぐマスクしたし体調悪くないんで今すぐ検査する必要はないと思いますっ」 「それで万が一があったらどう責任とるつもりだ?」 「熱が出てからでいいです!」 「強情だな、おまえは!」 リカバリーから出てきた瀬谷はやれやれと椅子に座り 「まだバトルしていたのかい?ところで宵くんと周防は?」 「周防は逃げた!宵が追いかけてる」 「やるなぁ…周防。患者より大変だね」 「むしろ、患者のがいい子ですよ。千歌もみぃも泣きながら押さえつけながらでも頑張った」 「佐渡の言うとおりだな」 「さぁてと…佐渡、やるか」 「分かりました。瀬谷先生」 瀬谷と佐渡はジリジリと涼木に近づき 「涼木、やらないという選択肢はない。しかし選択肢を与えてやろう。誰にやられたい?」 「そんな選択肢要りません〜っ」 「じゃあ祖父江、佐渡押さえろ」 「了解」 「はい、涼木。暴れなければすぐ済む。じっとしてろ」 「わ〜っ分かった!分かりましたっ。やります!でも押さえないでくださいっ」 「やられる覚悟が決まったかい?」 「は、はいぃ」 「でも、一応祖父江と佐渡に側に控えさせるからね。そのつもりで」 「分かりました…」 涼木は恨みがましい目で3人の医者を見て覚悟を決めた。

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