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M's
「M'sには明くんと2人で行ったんだがなかなか若い俺たちには刺激的でね、2度目3度目と何度も通った」
「ちなみに瀬谷先生は?」
「誘わなかった」
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「明くんここだ。白鷺 先輩の言っていたカフェ」
「見た目、普通のカフェに見える」
「まずは百聞は一見にしかず」
「朱雀くん、誘わなくて本当に良かったかな」
「んー…朱雀はまじめなところがあるからな。学生の今、誘うのは怒りそうだ。ただドが付くほどの思考がSだし、ゲイにも偏見は無い…というか普通に俺たちの会話に付いてきてたから誘えば断りはしないだろうな。いつか機会があれば教えるさ」
高校時代からつるんでいた俺たちは高校時代の先輩から教わったカフェへと来ていた。
「いらっしゃいませ」
「白鷺 さんの紹介で…」
「時雨 の後輩だね?聞いているよ。私はここのマスターだが、まずはカウンターで酒を飲んで様子見をしてほろよいになってからでもいいし、奥の部屋に早速でも構わないよ。時雨はパーティールームにいるからね」
「とりあえず飲むか…いきなりだとちょっとひよりそうだ。マティーニで」
「実くんに賛成です。俺は赤ワインのフルボディのおすすめをお願いします。扉の向こうを想像すると少し緊張するね」
「少し?さすが明くんだな。俺はかなり緊張しているよ」
「それより、お互い裸を見せ合うわけだけど平気そう?」
「明くん、それさ今更じゃないか?一応、旅行で風呂の時に見せ合ってはいるわけだし」
「それとこれとでは意味あいが…」
「まあ、深く考えるのはよそう。まずは飲んで気合いを入れよう」
2人はそれぞれ頼んだ酒を飲み、エロトークを始めた
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