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めいめい、慣らし 2
グチュ…っ…
「ぁう…っ」
ナカにまとめられた指が入ってくると明は足の指を曲げ、痛みに耐えた。
「めいめい、だぁめ。力を入れて耐えるんじゃなくて力を抜いて指を迎えいれるんだよ」
「…っい…ぅっ〜…痛い…」
「うん、痛いね。ここは痛覚あるとこだもん。でも、力を抜いてこの先に進めないとずっとこの痛いとこ触ることになっちゃう。その先は痛覚ないから大丈夫。それで、奥まで一気に挿れてさっきのところを触ると気持ちいいのが強くなるからぼくの指をナカまでちゃんと挿れさせて?」
「わ…分かった…でも、痛みで力の抜き方が…っ…体に自然に力が入って」
「さっき、時雨さんが実くんに言ってたでしょ?息を吐くんだよ。無理ならおちんちんに意識を持っていって?気がまぎれる。ぼくが触っててあげてるから」
「麻弥さん…器用」
「慣れだよ。縫合とかより簡単」
「縫合?」
「遅いって怒られちゃうんだよね」
「ってことは麻弥さん、医大生?」
「そ。4年生だよ。めいめいは?」
質問しながら麻弥は指を奥に突き挿し
「俺は看護の3年生ぃーっぁあ」
「痛かった?」
驚く明にニッコリと微笑みかけた。
「い、いきなり…指、奥に挿れましたね…麻弥さん…ぅー…ネコはツラい…」
「まだまだだよ?先は長いんだから。指広げるよー」
「え…ま…待…っ」
麻弥は明が言い終える前に次の段階へと進めた
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