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だだっ子宵さん 2

ピピピーー 「鳴ったな」 ベッドに乗り上がった実継は、宵からそっとくまを引き剥がしてオーバーテーブルに置き宵の体をそっと起こして自分にもたれかけさせると後ろから羽交い締めて宵から体温計を取った 「高いな…」 「いくつです?あの…ちなみに聞いても?」 「ん?熱は9度1分。手が冷たいからまだあがるぞ。何を聞きたい?」 「そのくまって?普通に溶け込んでいたんで特に気にも止めなかったですけど、退かしたらちょっと気になりました」 「ああコイツか。くまさんだ」 「くまさん…ですね。あの名前じゃなくなんでここに?」 「2年前に尿路結石で入院したろ?そん時に瀬谷から見舞いでもらったぬいぐるみだ。宵は可愛いもの好きだから毎日バンダナを取り替えて可愛がってる」 「さっきも言いましたけど、本当に師長のプライベートをよくご存知で…」 「うー…まぁ隠すことじゃないから言うが東間の想像通りの関係で一緒に暮らしている」 「やっぱりただならぬ関係…にしても9度ですか…可哀想に。大人でそれだけあるときついですよね」 「だな」 ガラーっ 「お待たせしました」 「助かるよ、雫。かなりの確率で足が出てくるから布団でくるんで足が出てこないようにしていてくれるか?」 「分かりました…けど、そこまでする必要あります?」 「甘いな。凶暴化した宵は怖いぞ」 実継は苦虫を噛み潰したように苦い顔をし、その悲惨さをアピールした

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