雅宗の検査を終えた東間と西の2人はステーションで検体を試験薬に付けてプレートに結果が出てくるのを待っていた 「なんかどっと疲れたな、南」 「同感だよ」 「あー…うっすいけどＡにライン出てきたな」 「もうほぼ全滅かもね？」 「南ぃ。怖いこと言うなよ」 東間と西が話しているとそこへ瀬谷があらわれ 「2人ともいいかい？」 「あ、先生。周防、アウトです」 「そうか…うたの結果を出してから沙和を一緒に頼めるかい？」 「さーちゃんかぁ」 「やらしてくれますかね？」 「ちょっと手こずりそうな気がするね。禁欲1日目だしイライラしてたら要注意かな」 「北斗、名札とかステーションに置いて行こう」 「だな」 ・ ・ うたの検査結果が出ると、瀬谷がプレートを持ちプレートとにらめっこし 「うん…かなり薄く出たがAにラインが見えるね」 「マジか〜」 「こんなこと、病院始まって以来じゃ？」 「ノロウイルスの集団感染なら昔、あったかな。狭い病棟だからね、感染症はあっという間に広がるんだよ」 「俺らもヤバかったりするのかな？」 「可能性は否定できない」 「ちょっとでもおかしいと思ったらすぐ先生に報告すればいいんだよ、北斗。ですよね？先生」 「うん、そうだね。じゃ、沙和のところに行こうか」 3人は沙和に取られて投げられそうなものをステーションの机に置き、沙和の元へと向かった