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めんね
瀬谷の突然の痛がる声に東間と西は驚き
「先生!?どうしたんです」
「げっ。南、見ろよ。先生の腕、出血してる!」
「あー…さーちゃんやっちゃったね。先生を噛んじゃったか…」
「さーちゃんっっだめじゃん!噛んだらっ」
西が叫ぶと沙和はビクつき、肩を揺らしてすすり泣き
「…すん…すん」
「大丈夫だよ。沙和。お鼻ぐりぐりされて痛くてびっくりしたね?」
瀬谷は沙和に優しく声をかけて沙和の髪を撫でると、沙和は瀬谷の腕を舐め
「…っひ…く…ぅ…ペロペロ」
「…いっ。よーしよし。ごめんなさいしてるのかい?舐めなくていいんだよ?沙和。大丈夫だからね」
「あの…先生、手当てを…」
「後でいいよ、東間。それより結果を出してきてくれるかい?」
「分かりました。行くよ、北斗」
「お、おぅ」
東間は西の手を引いて沙和の部屋から出ていき、2人がいなくなると沙和は涙を流して泣き
「っう…っう…えーん」
「ほらほら、沙和。泣かない泣かない。大丈夫だからこんなのはすぐ治る。心配しなくていい」
「…っう…っぐ…す…せ、…んせ…めんね」
沙和が瀬谷に謝ると瀬谷は沙和の体を元の位置に抱き起こして沙和の背を撫で
「よしよし。いいよ」
優しく沙和をなだめ、トントンと沙和の背を沙和が泣き止むまで叩き続けた
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