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由宇&臣のひみつを暴露
東間と西は報告のため、師長の真尾宵が入院している部屋へと向かっていた。
「なんかさ、師長が入院してると事件起こるっぽくないか?」
「んー…つい、2.3年前は特に何も無かったけど、少年棟初年度は由宇くんと臣くんが脱走してくれて大変だったね」
「そういやその2人は南、ちゃん付けじゃないのな?」
「そういえばそうだね?なんか今更ちゃん付けで呼べない気がしてそのまま由宇くん臣くんって呼んでるな。由宇くんにいたっては先生だからなおさら呼べないね」
「でもさ、由宇くん…。あー…臣くんに言うたらいけんよって言われたけど、あの子ら赤ちゃんごっこ?っていうのかな?アレ。臣くんがママで由宇くんが赤ちゃんしてんの」
「何それ?」
「たぶん由宇くん本人は高熱で覚えてないんだろうけど、処置すんのにすげー嫌がっちゃって臣くんがなんか赤ちゃん言葉で由宇くんを操作しててさ。めっちゃ甘えん坊さんになってんの。佐久間先生なんてとても呼べる雰囲気じゃなかったし」
「由宇くんは由宇くんのまんまか」
「だな。由宇ちゃんでもいい感じ」
「しかし、北斗…口軽いね」
「いいじゃん。俺と南の中だけに納めれば」
「分かった。共犯になるよ。師長さん、入りますよーっ」
宵の部屋に着いた2人は声をかけて扉を開けた
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