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応援
白衣を引っ張られた瀬谷は理央に微笑み返し
「そうだな。お父さん大好きっ子だな、あの子は。理央にもよく懐いている」
「すーさん、ボクここにいてもいいでしょ?ダメ?迷惑かけないから」
捨てられた子犬のような理央に西は理央を不憫 に思い
「いいじゃん。猫の手も借りたいような状況だし。心療内科のナースなら話聞くの得意なんだろ?未羽と千歌の相手でもしてもらえば」
「それは名案かもだね、北斗」
「しかしな…俺は心療内科の医師の方に応援要請をかけたつもりだったんだが…なんで理央が来たかね?」
「あ、伝言忘れてた!シュガー先生がもう少ししたら来ます」
「しゅ…シュガー?」
「外国人の先生なんていたっけ?」
「純日本人男性です。佐東麻弥 先生。佐東だからニックネームがシュガー先生なんです。普段、本当にシュガーみたいに甘々な先生だけどたまに塩対応してくるからちょっと怖いかな。すーさんの先輩なんだよね?」
「だね。後は泌尿器科から応援が来るとさらに心強いんだが…贅沢 は言ってられないね」
「とりあえず、1週間乗り切りましょう先生」
「南の言う通りだぜ?先生」
「朝の申し送りで、今日は急だったから応援も少ないけど明日からは泌尿器科も応援来るらしいって聞いてます」
理央が前のめりぎみに話すと東間は理央の頭に触り
「可愛いね」
「東間…理央に触らないでくれるかい?」
瀬谷はむっとした表情を浮かべ、理央を自分の方へ引き寄せた
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