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みぃ びくびく
麻弥がリカバリーに入ると千歌は寝ていて、未羽は突然の知らない医師の登場に怯えた。
だ…誰…?
さっきも知らない看護師さんが来たけど今度はお医者さん…
怖いよぉ
「う…っだ、誰?」
「佐東麻弥だよ。シュガー先生って呼ばれてる」
「しゅが…ってお砂糖?」
「うん、そう。今週だけ特別にこっちに応援に来たんだよ。可愛いね?えと…みぃちゃんで合ってる?」
「間違ってないけど…未羽です」
「うん。みぃちゃんで合ってるね」
「え?あの…未羽…」
「ん?何?みぃちゃん」
「い、いいです。みぃちゃんでもなんでも」
「じゃあみぃちゃん早速なんだけど、いま刺さってる点滴に別の点滴をしたいから診察するよ」
「診察…?」
「うん。病衣ずらせれる?」
「いやっ」
「うん。診ていこうね?え…いやって言った?なんで?すぐ済むよ?」
「痛いことするっ」
「痛いこと?!痛くないよ?ちょっと冷たいかもしれないけどチョンチョンチョンって触って終わり」
「やだ…っやああんっ」
「え〜っなんで泣くの?みぃちゃん落ち着いて〜」
「いやぁっっふぃんがーしない!!ちかぁっっ助けて〜っ」
「フィンガー?って指?何を言っているのきみは?」
麻弥が困っているとリカバリーの扉が開き、点滴を持った理央が現れ
「あ!理央ちゃん、いいとこに。お願い。ちょっと聞いてきて?なんかこの子錯乱してる」
「あー。そんな感じですね?聞いてきます」
「頼むね」
「はーい」
理央は点滴一式を机に置き、確認のためにリカバリーから理央がいなくなると麻弥は未羽の対応に困り頰をかいた
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