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みぃとなかよくなろう作戦 2
病棟の現状を聞き、病棟内の自分の部屋に待機していた由宇と付き添いの臣は神妙な面持ちで話していた。
「由宇、大丈夫…?」
「分かんね…。俺、このまんまここに避難してるべき?臣」
「由宇はどう感じると?」
「俺は…みぃの主治医だし、何よりここの医者だから前線に行きたい。けど、ここにいろって瀬谷先生が言うから悩む。いま、俺って患者だし…」
「由宇は赤ちゃん化しとる時の方が素直やね」
「赤ちゃん化って…」
「覚えてなかね?お熱高いときとか、おねむのときは由宇って甘えん坊やけん、可愛かとよ」
「恥ず…」
「そういうのもふくめて由宇が好きやけん、そのまま可愛いか由宇でいてほしか」
「えと…ありがと」
コンコン
「なんだろ…点滴もまだだし、検温の時間でもないけど……。はーい」
「由宇。入るよ」
「瀬谷先生!いらっしゃい。…と、だれ?」
見知らぬ医師に由宇は眉を寄せて不審がり、身構え
「そんなに警戒しなくて大丈夫だよ、佐久間センセ。ぼくは心療内科医の佐東麻弥です」
「心療内科…って、なんで?。俺、用事ないけど」
「こらこら由宇。佐東先生は応援に来てくれたんだよ」
「応援?」
「そう」
「佐久間先生、みぃちゃんがねきみに会いたがってる」
「みぃが?」
「うん。坐薬挿したり、前立腺のチェックしたからかちょっとぼくは嫌われちゃってね」
「そんなの日常茶飯事じゃ…」
「とにかく、主治医の力が必要なんだよね。インフルを拾うかもしれないけど会う?会わない?」
「部屋から出ていいの?」
「いい。ただ、そうするとインフルエンザ患者と接触したことになるから検査が必須になる。平気かい?」
「検査って鼻綿棒?」
「そう」
「うーわ。きっつ……」
由宇は鼻を押さえ苦虫を噛み潰したかのように顔を歪ませて考えた
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