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沙和 観察室へ

沙和の方はというと、、 部屋の扉が開き、点滴スタンドと雫を連れてきた瀬谷にびっくりし沙和は2人の隙間を抜けて逃げようとしていた。 「んーーっ」 「おっと…こらこら」 「さーちゃんダメだよ。バックバック」 「さ、ベッドに戻ろう。あー…熱い。熱が出はじめてるね」 「熱発しちゃいましたか…」 「沙和。部屋からは出れないよ?」 「やーっっ」 「興奮しちゃってますね?」 「だね」 「さーちゃん、ベッドにねんね」 「やっっ」 「どうします?なんだか危険ですよ」 「観察室に連れていこうか」 「えっっ」 「こうなると理性も何もないからね、自慰をしだすのも時間の問題だ」 「…となると…拘束ですか?」 「いや、それはまだ早い」 「さーちゃんって性依存以外にリスクありましたっけ?」 「この子は熱でけいれんする」 「え…っ!中学生ですよ?乳幼児の病気じゃ」 「だね。けど、これまでに何度かやっているようだ。観察室についたらけいれん止めの坐薬を挿れよう」 瀬谷から出た言葉に沙和は反応し、怒りだし 「やーーっっ」 「耳がいいね?沙和。行くよ」 沙和を抱きあげると、沙和はパタパタと手足を動かして暴れ 「よっと。ほら、暴れないよ」 「きゃーーーっっ」 「牟呂、扉を」 「はい」 「沙ー和。いい子だから落ち着いて」 嫌がる沙和を瀬谷と雫は連行した。

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