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麻弥先輩最強です

「うわー…おしり真っ赤…痛そう。なあ、南?」 「自業自得だから仕方ないね」 真っ赤に染めあがった沙和のおしりに東間と西はあわれみ、2人の視線を気にもとめずに麻弥は沙和を俵担ぎし 「しかしヤンチャな子だねぇ。お熱出てるのに。よっと」 体勢を整えて歩きだし 「はい、行くよー」 「さすが先輩」 「怖いな…麻弥先輩」 瀬谷と実継は感心しながら後についていき、麻弥は1度立ち止まり振り返り 「この子、鎮静剤使うー?」 「あ、いや。とりあえず観察室に入れて様子を見ようかと。それよりけいれん予防の坐薬を挿れたい」 「了解。この子、熱でけいれんするんだね。病衣、浴衣タイプに変えちゃおうか?看護師さん用意、お願い」 「なんで着替えるんだ?南」 「暴れるから…かな?」 「正解。ヤンチャくんだからすぐおしり出せるようにしておいた方がいいよ。坐薬にしろ注射にしろ脱がせるのが大変だから」 「分かりました。俺、取りにいくわ」 「ありがとう、北斗。瀬谷先生、点滴は落ち着いてからのがいいです?」 「そうだね。そうしてくれるかい?あー東間、沙和を押さえているからダイアップ坐剤を持ってきてもらえるかな?」 「はい」 観察室に向かっている最中、実継はあたりを見回し 「ん?あ…牟呂は?」 さっきまでいた雫が見えず探すと、瀬谷が口を開き 「あー、沙和が麻弥先輩に捕まってすぐ周防のところに行ったよ」 「逃げたな…あいつ」 「逃げたのかい?彼は」 「先輩のお怒りの雰囲気に耐えられなかったんだろうな。優しい子だから。瀬谷、俺も行った方がいいか?4人いればいけそうならちょっと宵の様子を見に行きたい」 「宵くんが心配かい?」 「…もあるが、、おとなしく寝ていないだろうから釘をさしにいかないと」 「問題ない。麻弥先輩がいるから百人力だ。宵くんの点滴も頼むよ」 「分かった」 実継は、インフルエンザ治療薬の点滴と点滴チューブ、アルコール綿を持ち宵の部屋へと向かった

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