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宵さん、逆ギレ
バットがおしりの近くに置かれ、おしりの皮膚を消毒されるとヒヤっとした感触に宵は唾を飲み込んだ。
冷たいです…怖い…、、
昨日紫藤先生に打たれた注射…実継さんとした最初にしたえっち以上に痛かった
比較的、冷静な今ならもっと痛い気が…
ぅう…
じわっと涙が…
「宵さんまだ刺してないよ?」
「だって…怖いです」
「大丈夫ですよ。子どもたちだってやれてるから」
「宵、刺すぞ」
「ひぅっ…」
針が刺さると宵はビクッと体を跳ねさせ
「あーと…動かないで、宵さん」
「薬、入るぞ」
「んんっ!いったぁぁぁいぃーっやーんっっ」
「ごめんねぇ宵さん痛いよね?頑張れ頑張れ」
「しず…くぅー。変わってー」
「変わってあげたいのはやまやまだけど…どうやって」
「はい、終わり。宵、終わった。針、抜くぞ」
抜いた注射器をバットに置き、床頭台に置き直そうとしたところで宵の足が飛んできて
「うーっっ!えいっっ」
「は?わ…っっ」
カシャーーンっっ…!
「バット落ちたっ!注射器が…っ」
「こんにちはー、師長ーって…ひぃーーっなんで注射器が飛んでっっ」
タイミングよく部屋に入ってきた東間の真横を使用済みの注射器が飛び壁にぶつかって床に落ち、驚いた東間がへなへなと床に座りこんだ。
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