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宵、紫藤の入院に驚く

おしりを出したまま、真剣な表情の宵に実継は苦笑いし 「宵、真剣な顔をしているところ悪いが…おしり…よいしょと」 病衣のズボンを上にあげておしりをしまい、ポンポンとおしりを撫で 「これでいい」 「はぅ…。恥ずかしい…。あ。あの紫藤先生、入院って?」 「喘息が悪化して…」 「大丈夫なんですか?」 「とりあえずは…。今は、ひなちゃんのお部屋で休んでます」 「心配です…」 「後で顔を見にいけばいい」 「うん」 「それはそうと宵。よく休めよ?」 「ん?なんで」 「今回の入院目的は?」 「検査…するの?」 「そうだ」 「いつ?」 「明日」 「え…教えちゃってよかったんですか?」 「真白の時はギリギリまで内緒にしたんだったか?」 「まーちゃん、懐かしい」 「あの子は子どもだったからそうしたが宵は成人しているからな」 「やだ。同意書なんて書きませんから!」 「宵。分からないことを言うな」 「本当に髄膜炎ならこんなに元気なわけ無いです!考えすぎですっ」 「やらなきゃ分からん。タイミングよくインフルエンザにかかっているんだぞ」 「知らないっっ」 「よく考えろ」 「え…えと、ケンカしちゃだめ…かな?」 怒っている2人に雫は声をかけ、実継は雫に頼んだ 「夜、よく見といてくれるか?」 「分かりました」 「後で自分からもまた説得しますね」 東間はズボンの前を隠しながらそそくさと部屋から出ていった

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