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南くん ムラムラ 

東間は濡れてしまったパンツを脱ぎビニール袋に入れてカバンにしまうと深くため息をついた。 「はあ…。なんか…どっと疲労が…。後少し頑張ろう」 自分自身を東間は励ますと、湿ったズボンを脱いでクリーニング済みのズボンと交換した。 交換後、東間はその着心地の悪さにもじもじと足を擦り合わせながらステーションへと歩き 「う…。ノーパンはすれる…気持ち悪い…」 不快感に顔を歪めながらステーションに戻ってくるとラボセンターに行っていた西と出会い 「おつかれさま、北斗」 「そっちもおつかれ、南。ん?なんかおまえモジモジしてね?しっこ、我慢してんの?トイレ、行ってきな。膀胱炎になんよ」 「違う…いろいろあってさ、ノーパンなんだよ」 「はーっ!?なんだそりゃ」 「いや、実は…」 東間は先程の出来事を西に話し、内容を聞いた西は苦笑し 「そりゃチビるわ。災難だったな?」 「うん。ビビった」 「ま、後何時間もないし頑張れ」 「業務終わったらさ…北斗〜、、」 「カフェM'sなら行かないかんな?もし、インフルエンザのウイルスを保菌してたらマスターに迷惑かかんじゃん。そんなの申し訳ねーし」 「それは分かってるよ。だからうちに一緒に来てほしいんだよね」 「え…今日はちょっと」 「用事?」 「違う…けど、なんか今日は疲れたし…えっちしたくない」 西の言葉に東間は不満そうに口を尖らせ、西に無言で正面から抱きついた

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