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まるでママな佐渡
麻弥に呼び出された佐渡はやや早歩きでリカバリーを目指した。
リカバリーへとたどりつくと泣く千歌と千歌を囲んでなだめる麻弥、理央、東間、西が見えた
「千歌」
佐渡の声に一同は振り返り
「佐渡先生!」
千歌は涙と鼻水でぐちゃぐちゃの顔をしながら佐渡に両手を広げ
佐渡は机の上に置いてあったボックスティッシュからティッシュをとり千歌の鼻にあて
「ほら、ちーん」
「んっ。う〜…」
ティッシュを捨てると指で千歌の涙を拭いとり、千歌を抱きしめて背中をさすり
「よし、綺麗になった。ぐずぐずだな、千歌。どうした?」
「あの先生に痛くて恥ずかしいことされた」
あの、と千歌は麻弥を指差し
「痛くて恥ずかしかったのか?」
「うん。イヤって言ったのに無理矢理押さえつけられてお腹ん中空にされた」
「うん、それで?」
「痛いって泣いたのにやめてくれるどころか指、指ぃーっうーっ」
「せっかく拭ったのにまた涙が出てきたか。指がどうした?」
「2本でぐりんぐりんってーっ痛かったよーっ」
「そっかそっか。頑張ったな?千歌」
「2本はやだ」
「うん、知ってる」
「1本なら大丈夫だし頑張れるのに2本されたーっ」
「辛かったな?」
「すん…くすん…っ。おもちゃも頑張れるようになったのにさ、退院できないって言う。オレ、退院できないのっ?」
千歌はやや興奮ぎみに佐渡に尋ねた
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